時給の裏にある落とし穴について
これなどはとくに、コンビニエンスストアーやデパート、百貨店などの大手の店舗内での非正規で働いているアルバイト店員である方の場合の話になりますが、これらの労働契約形態の下で働いている場合においては、労働基準法上保障されている休憩時間などが必ずしも守られるといった保障が必ずしもあるとはいえません。そして、大抵の場合はこうした労働環境である事業所においては時給による給与形態がなされていますが、休憩が中々出来ないのに、その時間分の差し引きだけがなされているところが現在、多くの店舗などにおいて大きな労働問題になったりしています。こうしたあり方はまさに、事業者による時給による給与計算方法を濫用した典型例であるといえます。
そもそも時給自体はある一定の時間の間毎の単位を定めて、その時間を基準として給与を計算していく方法にあたりますが、一歩誤ると、その給与計算を行う事業者側による恣意を許したりしてしまう恐れなどが有り得ます。この点が、やはりこの時給制においての落とし穴であるといえるかもしれません。給与の計算や労務管理などを事業者側がやっている以上、あらゆる事情や理由などを付けたりして恣意的に時給計算などを利用して気に入らない従業員などを辞めさせようとしたりする事もしばしば労働問題として挙げられていますので、忘れてはならないといえます。
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